これからのコンピューターとは
コンピュータ業界に訪れた転換点とは

Glacier National Park

先週夏休みを取って、グレイシャー国立公園へ行って来ました!

1910年に国立公園化され、1932年には国際平和公園に指定され(カナダとの国境を隔てて、アメリカ側がグレイシャー、カナダ側がウォータートン。国境をまたがっている唯一の国立公園)1995年には、世界遺産に指定されています。

一番古い地層は、7,500万年ほど昔は海底にあったもので、その後隆起し、氷河に削られて、山々ができています。大陸分水嶺 (Continental Divide) にあたるため生態系が複雑で、MaritimeとPrairie, 南北ロッキー山脈の植物・動物が存在しているそうです。

公園内で1,000メートル以上標高差があるので、1週間の滞在中に、晴れも曇りも雨も雪も体験できてしまいました。ちなみに雪のローガンパスはフツー に氷点下でした…。

100万エーカーもの土地には色とりどりの花が咲き乱れ、70種類以上の哺乳類、260種類以上の鳥類が住むというのも納得の、とってもきれいなところでした。青や緑の鮮やかな山や湖もとてもよかったですが、個人的には、やっぱり野生動物たちとの遭遇が一番楽しかったです。

グレイシャー名物(?)のマウンテンゴートやマーモットとローガンパスでお散歩したり、ハイライントレイルでビッグホーンシープとすれ違ったり、セントメリーレイクでミュール鹿のお食事シーンを見たり、野生の動物の息づかいを間近で感じて心洗われました。中でも、ハイラインでナキウサギを目の前で見たのが一番の思い出です。空気と水がきれいな高山にしか住まない動物で、アメリカでも間近で見れる場所はかなり限られているだけに、感激もひとしおでした。

岩場にもぐりこむ小さい動物の背中とお尻を見かけ、「これは地リスと違う!」と思い、その岩の前に座りこんで待っていたら、「ヂィーッ」と地リスより低くて長めの鳴き声に続いて、ひょっこりナキウサギが顔を出したのでした。ダンナと2人「あっ」と息を呑んだだけで驚いて遠くに逃げてしまったので、写真を撮る暇もありませんでしたが…。小さくてつぶらな目と耳が可愛かった~♪ ハイライントレイルを18Km歩いた苦労が報われた!

余談ですが、「マウンテンゴートは年中真っ白だから、山で目立ちすぎじゃない?」というのがずっと疑問でしたが、マウンテンゴートが住む高地はほぼ1年を通じて雪が降るので、岩場に雪がちらほら残っていて、白は保護色になり意外と目立たないことが分かりました。それ以前に、マウンテンゴートがねぐらとする断崖はあまりに切り立っていて(絶壁、といったほうがいいかも)他の大きな動物は登れないんじゃないか?とも思いましたが。

今回見なかったのはクマですが、私達の旅行期間中に、Grinnell Glacier Trailでハイキング中の父娘がグリズリーに噛まれ、更にトレイルから30フィート転落という事件があったので、むしろ見なくてラッキーだったかもしれません…。

グレイシャーへ行く方へのアドバイスは、

  • 花を見るなら8月上旬頃までに行くべし(8月末では終わりかけ。ベアグラスは枯れていた)
  • 晴れの日は景色が抜群なので写真撮影するべし。曇りの日は寒さが好きな動物を探すべし(晴れた昼間はマウンテンゴート等には暑すぎるらしい。晴れの日は朝夕が動物を見るチャンス)
  • 野生動物は小心なので、出くわしたら気長に腰を据えて待つべし(そのうち動物の方が人間を見慣れて、かなり接近できることがある)
  • 気休めかもしれないが、クマ除けの鈴は付けるべし(土産物屋で$1前後で売ってます)
  • 車は中型サイズ以下を借りるべし(道が狭いため。大型車では道中難儀しそう)
  • やはり野に置け蓮華草(Keep Wild Life Wild)

Comments

The comments to this entry are closed.